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eBayで、なかなか程度の良いValorの64C Boiling stoveを発見し、落札したのは7月の終わりのこと。
ワタクシ、イギリスの1960年代に製造された古い調理用石油ストーブであるValorというメーカーのモノが大好きで、キャンプ用に数台所有している。軽くてコンパクト、かつ煮込み料理などに重宝するので、これからの季節のキャンプには欠かせない。
軽い収集癖のあるbookuは、同じものをいくつも並べると嬉しくなってしまうという厄介な性分なので、程度が良くて価格がそれほど上がらなければ、ついつい海外オークションで落札してしまう。
ちなみにValorの64Cだったら英国ポンドで20~30ポンドも出せば、そこそこのモノが手に入る。やや大型の65Cなら、もう少し高くてそれでも30~40ポンドくらいかな?
で、今回の64Cは、落札金額が22ポンド、それに日本への送料が20ポンド合計42ポンドのお買い物だった。日本円にして9000円ほどで、満たされるお手軽な所有欲だったはずなのですが…。(7月末の時点で1ポンド220円ほど)
落札後、早々にワタクシのつたない英語力でSellerさんと連絡を取り合い、決済も済ませ、発送完了のメールを受信したのは8月3日。英国からAirmailで発送してもらったので10日から2週間ほどで届くはず。
まだかまだかと、首をなが~くして待っていたもののなかなか届かない。
ストーブの事がだんだん記憶の片隅に追いやられ、ともすれば忘却の彼方にといった9月上旬。ふとした事でValorを落札した事を思い出した。
「あれ、そういえばまだ届いていないゾ。これはオカシイ!!」とSellerさんに再度メールで「まだ届かないよ~。どうなってるの?」と連絡すると、さっそく地元のPost Officeまで確認に行ってくれた。
聞けば「今回の発送は、荷物の追跡はできないものなので、今現在、貴殿のストーブがどこにあるかは明言できない。しかしながら、この時期は夏休みだからPost Officeは全体的に人手不足で、平時より時間がかかることがしばしばある。もう少し待っておくように!」ですと…。
海外では郵便事業もそんなもんなのか?へぇ~と、妙に感動したりして、とまたまた待つこと1ヶ月。ついに10月になってしまい、いまだに届かないValor君。
そこで再度Sellerに連絡してみた。待つこと一週間。
待てど暮らせど返事がない。もしかしてトンズラですか?
しつこく、再度メールを送って「ストーブがまだ届かないよ!こっちは、もう秋も深まってきて、気温はドンドン下がってきてる。このままじゃ、凍えちゃうよ!」と少しスねてみると…。
それからすぐにSellerからメールで連絡あり。「それは、本当に気の毒なことだ。深く同情するよ。ついては、私はあなたに商品代金をお返ししましょう。本当は全額お返ししたいところではありますが、送料はPostOfficeに支払っており、そこまではお返しできない。あなたから頂いた商品代金のみで、どうか手を打ってください。今回の件で、私は22ポンドの商品を失う、あなたは送料の20ポンドを失う。ほぼ同額ですし、痛み分けという事で、丁度良いではありませんか?」
果たしてこのsellerは、良心的なのだろうか?こういった配送のトラブルに関して、返金を進んで申し出るあたり、なんか手馴れた感じかするし…もしかして手が込んだ詐欺なのか?などと邪推してみる。
しかし、画像のように郵便局で支払った際のレシートの写真まで添付してきたりしていて、なかなかマメな人のようだし…。
とにかくまったく返金されないよりはマシ!と返金をお願いすることにした。
で、さっそく英国ポンドで22ポンドが返金された。しかし、ふと気付いてガッカリしたのだが、なんと英国ポンドがかなりのイキオイで円に対して下げてしまっていて、今現在、1ポンド=170円前後!なんとまぁ、返金額は日本円にして3700円ほど(涙)。半々の痛みわけだったはずが、こちらの被害額の方が多いじゃないですか!?
なんて、セコいことを思いつつ、届かなかったValorのことを憂い、どこかにやってしまった英国郵便局にやりばの無い怒りを感じている今日この頃です。。。
皆さんも、海外との取引には気をつけましょう。やはり、送料は多少高くても、追跡サービスのある宅急便などをオススメします(笑)。