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昨日、エビ釣りに一緒にいった大泉ケンジさんから「今度はシーバスの陸っぱりに連れて行ってよ」と言われた。
“陸っぱり”(おかっぱり)とは、船に乗らず陸から攻める釣り方で、船と違って好きな時間に出かけ、好きな時間に納竿できる気ままな釣りで、ナニヨリ船に乗らないので、船代が掛からないことが利点。釣果の点では…腕によりけりですが、船ほどの爆釣は期待薄ですが…。
ま、でもbookuも嫌いではないので「ぜひ行きましょ~」と答えたら、なんとその翌日「今日シーバス行かない?」と誘われた。早っ!(笑)
きのうの今日なので、「え~、マジかよ!?」と内心思いましたが、昨日のエビ釣りが全然釣りにならず、消化不良気味だったし、陸っぱりもたまには良いかと出撃決定!!
しかし、ひさしぶりの陸っぱからのシーバス、ポイント情報もないし、どうせ釣れないんだろうな…とネガティブな気持ちいっぱいで、PM3:00に出発しました~(笑)
とりあえず、良くわからないまま、なんとなく川の河口付近に到着。
最近、釣りは船からしかやっていなかったし、そうじゃないと楽しめないような気になっていたのですが、いざポイントに着いて水を見ると不思議と何かアツい思いがこみ上げてきます。
さっそくタックルをセットし、いざキャスト!気持ちの良い軌跡を描いてルアーが飛んでいく。
「うひょ~、気持ちイイ~!」
何かとても楽しい気分。コレコレ、陸っぱの醍醐味かも~!とテンションが上がってきました(笑)。
で、着いて数投目くらいに、大泉さんが何か叫んでいる。ここは鉄道の陸橋下なので上を電車が通る音がかなりうるさい。10mも離れていると、大声を出してもほとんど聞こえないくらいなのですが、大泉さんのお声は、声量が大きくよく通るので、ふと振り向くと何やら悔しがっている。どうやら、魚が掛かった模様!
この大泉さん、釣りになると不思議と魚を呼ぶというか、釣りの女神がついているようで、さっそくシーバスとコンタクトした模様。正直、驚いた。どうせふたりでボーズくらうんだろうな~くらいの気持ちで出かけたのが、ほぼファーストキャストでヒットなんてスゴい、スゴい!
で、bookuの方はというと、ひさしぶりのシーバス釣りで肩に力が入り過ぎたようで…(汗)。
潮がそれほど満ちていないのに、バイブやらシンキングミノーを投げまくって足元のゴロタをバイトと間違えてマジフッキングすること×5回≒ルアーロスト3回=数千円の損失(涙)。
ま、かなりゴロタが入っているポイントだったので、大泉さんも今日のために買ったばかりのルアーを瞬く間に2個ロスト。おまけにbookuの思い出ルアーもロストされ…大泉さん嬉しそう!?(泣)
早くも損失額が、一回乗り合い船に乗れるくらいに膨らんだところで、休憩とルアーの補充に近くの上州屋まで走る。
で、またポイントに戻ると、ちょうど夕陽が東京のビル群に沈むところで、しばし釣りを忘れて眺める。
こんな風景の中で、ロッドを振れることが嬉しい。
釣り再開から数分後、コツン!とひったくるようなアタリの後、小気味良い引きがロッドを通して伝わってくる。
明らかにに小物のアタリだが、久しぶりの陸っぱでのヒット、必要以上に慎重に寄せて、抜き上げると25センチほどのセイゴが上がってきた!
ボートだったら、「ちっ!」と舌打ちしそうなほどのサイズでも妙に嬉しくて、思わず大泉さんの元に「釣れた釣れた~」と走る。
大泉さんも初めて見るシーバスに感動したようで、とりあえず経験者の面目躍如かな(笑)と自己満足。
なーんて思っていたら、なんと大泉さん、対岸のポイントに移動後、ラストで立て続けにヒット!
しかもキチンと考えて掛けている。どうしたらシーバスがルアーにバイトするか、巻くスピードを早くしたり、遅くしたり、足元で巻くのを止めてみたり…。何も教えてないのに、自然とそういったテクニックを駆使しちゃうあたり、タダモノではない匂いがする…。
釣りの運だけではなく、そういった大泉さんの釣りに対する姿勢が魚を呼ぶのだと思う。自分なりに考えた結果のヒットは、本当に素晴らしい価値ある一本だし、この釣りはそういった魚を釣ることが最大の楽しみなんですから…。
そして、“釣れた”ではなく、堂々と“釣った!”と言える魚を手に、目をキラキラと輝かす大泉さんを見て、釣りの楽しみの原点に改めて触れた気がした。
ちなみにそのポイントでは、bookuも一本掛けたものの、バラシ…。数でもサイズでも初挑戦の大泉さんに負けちゃいました…(涙)
次回は、セイゴサイズではなく、スズキクラスを釣って見返してやる~っ!!(笑)