Kumaが…

ウチは、両方とも働いているので、昼間Kumaはお留守番しているのだが、今日昼休みにyauから、こんなメールが届いた。
「今日、出る時にクマちゃんのお部屋の外に、ゴハンが一粒落ちてたけど大丈夫かな～?」
「大丈夫かな？」と聞かれてもどうしようもないので、「まあ、大丈夫でしょ」と返信(笑)。
どういうことかというと

bookuより家を出るのが遅いyauが、Kumaちゃんのドライフードを１粒何かの拍子にお部屋の外に落としてしまい、拾わなきゃと思いつつ、うっかりそのままにして出てきてしまった。極度の食いしん坊であるKumaは、きっとその一粒を得るために渾身の力でお部屋（といってもサークルに入っているので）から出ようとしてもがき苦しんで、力尽きてしまう事はないだろうか?あるいは床に穴を開けて脱出を試みたりしないだろうか?ということを案じているようなのだが、さすがにそんな理由で会社を早退するわけにはいかないワケで…。
たしかにKumaの食欲はすごい。たった１㎝ほどの小さな粒がひとつ、部屋の本棚の隅に落ちていたとする。もし、そんな状況にあったら、一日中本棚の裏をのぞきこみ、手でガリガリとひっかき、ウォンウォンとなき、たいへんな騒ぎになってしまう。ただ今回の場合は、どうしようもないのできっと数時間にわたる格闘の末、疲れ果てて寝ているだろうと思ったのだが…。
ただいまと玄関を開けると、なにやらゴリゴリゴリと音が聞こえてくる。もしや、とkumaの部屋をのぞくと、いつもは部屋の中央に配置しているkumaのお部屋であるサークルが、廊下からはみ出るほど大きく移動している。
言わずもがなだが、１粒のゴハンを得るための格闘の末、kumaが少しずつサークルを動かしてしまったようで…。そして、それでもなお、あきらめずに延々と床をゴリゴリとやって、なんとかその粒を口に運ぼうとしているのだ。どうやらヤツは、半日そうやって成果のない努力を続けていたと…（笑）
バカだな、と思う反面、そうやって一日無心で粒を見つめていたその姿勢になんともいえない、あいくるしさを感じてしまう自分はすっかり親バカなのでしょうか？
さっそくその一粒を食べさせてあげると、相当な疲労があったのか、あるいは半日分の努力が実りすっかり満足したのか、コテンと寝床で横になりイビキをかいて寝始めたkumaを見て思わず笑ってしまったヒトコマなのでした。