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五所川原で、「リゾートしらかみ」を下車した後、向かうは津軽鉄道という私鉄に乗って太宰治のふるさとです。
津軽線は、「ストーブ列車」という客車の中に達磨ストーブが設置された古い時代の車両を現役で走らせていて、多くの観光客を集めています。
津軽鉄道は、青森県の五所川原駅から津軽中里駅までの約20キロを結ぶローカル路線。
のどかな奥津軽の風景を車窓に映しながら、約30分の道のりをのんびりと走ります。
今回は、期待通り、いや期待以上に雪が降っていて、趣のある風景を堪能しました。
五所川原駅です。JRとは別の改札をくぐって、ホームへ入ります。
除雪車でしょうか?
格好イイ!現役で使用されているようです。
目的地は、作家「太宰治」の生まれ育った生家のある金木駅。
ストーブ列車は、一日に2往復しか運行されていませんので、行きはご覧のような普通の列車に乗車します。ストーブ列車は、帰りに乗る予定です。
金木駅に到着。ここから徒歩7分ほどのところに太宰の生家「斜陽館」があります。
街中が雪に覆われています。
「コレコレ!この風景を見たかった~。風がつめたーい!」と嬉しそう。
無邪気に喜びつつ目的地への道のりを楽しみます。
斜陽館に着きました。
たしかにデカいおうちです。
太宰は、津軽の豪農の出だったようです。
中も本当に広いです。
階下11室278坪、2階8室116坪、付属建物や泉水を配した庭園など合わせて宅地約680坪の豪邸だそうです。ちなみ総工費は当時の金額で4万円だそうです。(現在の価格にすると約8億円だとか…)
この資料館を見て、太宰の作品への理解を少しだけ深めることができたと思います。色々感じたことがありますが、それはまたの機会で…。
ひととおり資料館を見て、再び金木駅へ戻ります。
いよいよお待ちかね、ストーブ列車です。
いやいや本当にストーブがありました。(当たり前か?)
ストーブの真ん前に陣取って、暖をとります。
外は吹雪ということもあって、このストーブのぬくもりがとてもありがたく感じました。
本当は、ストーブの上にスルメを乗せて焼いてみたかったのですが…。スルメを買い忘れてしまいました。(というか、そのつもりで買ったスルメをフライングして食べてしまった)
実際、他の乗客の人はスルメをあぶってましたよ~。
車掌さんが、定期的に回ってきてストーブに炭を補充しています。
ストーブ列車を堪能した後、再び五所川原駅に戻ってきました。
駅から10分ほど歩いて今日の晩ごはんを食べる予定の料理屋さんに向かいます。画像で分かりづらいのですが、超寒っ!&吹雪で、顔が痛いほどです。
貴重な経験をさせてもらいました。
料理屋さんで、津軽料理に舌づつみ。
冷えた体に温かいお酒。最高です!津軽名物といえば、ホタテ貝の貝焼き味噌。お酒の肴に最高です!
やっぱりこのお店に来て良かった~。
食事中も外はものすごい吹雪で前がまったく見えないほどでしたが、7時頃店を出ると、ピタっと風と雪が止んでいました。
ほんの一瞬だと思いますが、これ幸いと駅への道を急ぎます。
あっ!倒れた!
yauが雪の中に倒れこんで、遊んでいます。
ホロ酔い気分でルンルンしながら、五所川原駅へ戻ってきました~。
すると、待合室に不穏な空気が…。
駅員さんが乗客を集めて何やら説明しています。どうやら先ほどまでの猛吹雪で、五能線が大幅に遅れ、場合によっては運休になるかもしれないとのこと…。運休!?今日は、最悪ここで野宿?
まっそれもいいか。学生の頃は、駅で寝る旅もしてたし…。ここなら、暖房も効いているし、ベンチが一枚の板だから寝心地も悪くないBの上くらいだよなって考えたりと、むしろちょっとウキウキしてました。(笑)。
とりあえず、駅員さんからの最終報告を待つ間、待合室で紅白歌合戦を見たり、表の凍結したロータリーでスケートごっこをしたりと緊迫感のない二人です…。
待っている間に再び、猛吹雪です。すると、JRの駅員さんやってきて「五能線の運休が決まりました!」と発表。そして驚いたことに「というわけで、タクシーに乗ってくださ~い」と言うではないですか!!どうやら、乗客の便宜を優先するために運休になった場合、タクシーで代行してくれるようです!もちろん、料金はJR持ちです。
他の乗客の方と相乗りとなりますが、初めての経験でびっくりでした~。
なんだか、こんな「青春18きっぷ」以上にリーズナブルなきっぷである「東日本&北海道パス」でタクシーにまで乗せてもらい、JRさんに申し訳ない気分になりました。おかげで、予約してあった鯵ヶ沢の温泉ホテルまで、行くことができました。